天気晴朗なれど波高し

 昨日は、一昨日に言い渡された、会社への提出書類を取りに熊本市内へと出掛けた。実を言うと、支店に復帰してから2週間経ち、来月分からは交通費として通勤手当を復活するので、それに伴い、自宅から最寄り駅までの車通勤で借りている駐車場の、確保証明を要求された。入院する前迄と同じであるのだが、一旦、通勤手当を切っているので必要らしい。面倒だが仕方がない。

 それで、契約書を探したが見つからなかったので、駐車場を契約している駅レンタカーへ問い合わせたところ、郵送してくれるとの事だったが、神棚を整えていて買いたい物もあったし、神社巡りもしてみたかったので、コピーを準備して貰い、ドライブがてら取りに行く事にした。

 先ず、近くのホームセンターで神棚の棚板を調整する為に鋸を買い、その足で、熊本市内へと向かう。

 駅レンタカーの事務所は、JR熊本駅の傍にあるのだが、来年の新幹線開業に向けての駅周辺の再開発に伴い、場所が変わっているらしく、また、車での順路が解りにくいとの事。それでも、なんとかランドマークを聞き出し、道順をメモして行ってみて驚いた。道の曲り場所が何が何だかさっぱりわからない。無茶苦茶な工事の看板と道路標識と進路指示標識で、迷路と化している。

 教えて貰ったランドマークの周りを何度か回って、やっぱり解らないので再度、電話して聞いてみると、最後の曲がり角を逆に曲がっているらしい。それで、戻ってみると、言われた場所はタクシーの駐車場になっていて、関係車両以外立ち入り禁止みたいになっている。然し、言われた最後のランドマークとなるホテルの駐車場はその先に矢印があるので、進入しようとすると、警備員に酷い剣幕で怒られた。何もそんなに怒鳴らなくてもと思いながら、事情を説明すると、口惜しそうに、「そんじゃ、そっち!」と、吐き捨てるように言われる始末。あぁ〜もう。こっちが腹が立つ!!

 嫌〜な思いをしつつも、駐車場の契約をしている会社の事務所に入ると、そこでは準備していて待ってくれていて、とても応対が好かったので、気持ちを立て直すことが出来た。

 これで、本日の外出の本来目的である神社巡りへ行く事が出来る。

 今日の最初の、参拝先は『藤崎八旛宮』。

 『藤崎八旛宮』のHPによると、「社記によれば承平五年(九三五)に朱雀天皇承平の乱平定を祈願され、山城国(京都)石清水八幡大神を国家鎮護の神として、茶臼山(今の藤崎台球場)に勧請されたのに始まる。鎮座の日、勧請の勅使が藤の鞭を三つに折って、三ヵ所に埋めたところ、この地に挿した鞭から、やがて芽が出て枝葉が繁茂したので、藤崎宮の名称が起こったと伝えられている。」とある。旧社格でも国幣小社となっており、由緒正しい神社であった。

 他にも、熊本市内を本当は回りたかったのだが、もう一つの参拝先として、私の十二支のご本尊でもある虚空蔵菩薩が降臨されたとされる『四山神社』にも行くつもりだったのと、既に12時を回っていたので、家の近所で、神棚に飾る御神鏡を探しながら戻る事にした。

 その、『四山神社』がこれ。

 此処は、灯台が置かれるような急な高台にある神社で、車で頂上へ上がる事も出来るのだが、其処は敢て歩いて階段を登った。いつもながら、かなり堪える急で長い階段である。自然と息が弾む。

 此処には十二支のお守りがあったので、妹達にお土産として巳と未の鈴のお守りを買った。

 それから、色々と仏壇・仏具・神具店を回るが思った物がなくて、結局家の近くのホームセンターで神棚に飾る物を最終的に買い揃えた。

 ちょっと、遣り過ぎの感も否めないが、兎に角派手に祀りたかった。実を言うと、まだ、九谷みきと、みきぐちと、篝火と御簾が欲しいのだが・・・ その内に手配するかなぁ・・・

 今日は、初め気分良く始まり、途中最悪な気分に為った物の最終的にはいい気分で、断酒会に臨む事が出来た。

 天気晴朗なれど波高し。 まぁ、そんなところか。